猫好きの聖地として知られる大分県臼杵市
「福良天満宮(ふくらてんまんぐう)」

ここにとんでもなく巨大な赤猫の置物(なんと39,000円!)が、かつて売られていたのをご存知ですか?
どれくらい大きいかというと……私がスマホの待ち受けにし、思わず「マツコ・デラックス」とあだ名をつけたほどの存在感とサイズ感!(笑)
見るだけで大きなご利益がありそうな赤猫様は…?!! (※現在は販売されていない幻の激レア品)

「福良天満宮」がなぜ赤猫神社と呼ばれているのか?!
ユニークなおみくじや、絶対やってほしい体験型祈願など、他とはちょっと違って面白い…

他にも、この福良天満宮(赤猫社)の肉球の飛石は、砂利の白さと丸い石の形、そしてなにより2つずつ並んだ可愛い足跡のバランスがとても特徴的。
ちなみに、この神社は飛石だけでなく、境内のいろいろなところに赤猫のモチーフが隠れていて、おみくじや御朱印も猫づくしでとても素敵なんですよ。

そんな見どころ満載の福良天満宮の魅力や、涼やかな夏参拝の様子、面白い体験型祈願まで、ローカルガイドLv8の筆者”はる”が、地元民目線でたっぷりご紹介します!
普通の神社じゃない?「赤猫(あかねこ)」のヒミツと深い歴史
大分県臼杵市にある福良天満宮は、
通称「赤ねこ神社」と呼ばれ、親しまれています。
こちらの神社には、学問の神様として有名な菅原道真公(すがわらみちざねこう)が祀られており、受験合格の祈願で訪れる人が多いことでも知られています。

ですが、境内にある「招霊赤猫社(おがたまあかねこしゃ)」という神社には、明治時代の商人
大塚幸兵衛(おおつかこうべえ)をはじめとする臼杵商人の御霊(みたま)がしっかりとお祀りされているんです!
天満宮に実在した地元の商人が祀られているのは全国的にも少し珍しく感じられますが、そこには臼杵ならではの深い歴史と、見事な名誉挽回のドラマがありました。
なぜ大塚幸兵衛が祀られているの?アニメ
明治時代、臼杵の平清水(ひらそうず)地区を中心に活躍した大塚幸兵衛は、問屋を通さないダイレクトな仕入れなどで大成功を収めた“商売の達人”でした。
【日本むかしばなし】大塚幸兵衛物語

むかしむかし、ここ臼杵に大塚幸兵衛(おおつかこうべえ)という商人がおったそうじゃ。

問屋を通さない斬新な仕入れで大成功を収めた幸兵衛じゃったが、
その商売上手っぷりを妬んだ周りの商人たちから「ケチ」「人の足を引っ張る」という悪い意味を込めて「赤猫(あかねこ)」という蔑称で呼ばれておった。

しかし、実際の幸兵衛はただ儲けていただけではなかった。
町が大災害に見舞われたときには、自分の私財を迷わず投げ打ち、苦しむ人々を救済したほど義理人情に厚い素晴らしい人物だったのじゃ。

彼の死後、「地域の発展に尽くした彼の功績を称えよう!」と、かつて悪口だった「赤猫」をひっくり返し、「福を呼ぶ招き猫(幸運・商売繁盛の神様)」として福良天満宮にお祀りすることになったのじゃよ。
- 「地元の繁栄」を誰よりも願っていた
- 災害が起きたときには私財を投げ打って人々を救済した
という、非常に義理人情に厚い素晴らしい偉人だったのです。
「赤猫」を福の象徴へ!
50歳という若さで亡くなった後も、幸兵衛は「赤猫」というあまり良くない言葉のイメージと共に、その功績が埋もれかけてしまっていました。
そこで、「地域の発展に尽くした彼の遺徳を見つめ直し、街の活気を取り戻そう!」と平成11年(1999年)に建立されたのが、境内にある「招霊赤猫社」です。

かつて悪口として使われていた「赤猫」をひっくり返し、彼のみ霊を「福を呼ぶ招き猫(幸運・商売繁盛の神様)」としてお祀りすることになりました。
ちなみに、同じ境内にある「愛宕稲荷神社」は、生前に幸兵衛が毎日熱心にお参りしていた商売の神様。

大好きな天神様と、自分が大切にしていたお稲荷様に見守られる形で、いまや幸兵衛はたくさんの赤い招き猫たちと一緒に、訪れる人々に福を分け与えています。

どんな神様?と思った方の為に解説!!
⛩️愛宕神社(あたごじんじゃ)
日々の暮らしや安全、仕事といった日常の営みを守る神様です。御祭神に「保食大神(うけもちのおおかみ=食べ物の神様)」と「火産霊大明神(ほむすびのだいみょうじん=火の神様)」を祀っています
⛩️ 人生の神:瑜伽神社(ゆうがじんじゃ)
人生の大きな転機、不運の克服、生涯に関わる大事な局面を導く神様です。御祭神に「天手力男神(あめのたぢからおのかみ=強運・開運の神様)」などを祀っています
【動画】寅さんロケ地&見どころ・ユニークなおみくじ文化
小高い丘の上からは川や城下町を見渡すノスタルジックな風景が広がり、清々しく気持ち良い場所です。
映画『男はつらいよ花も嵐も寅次郎』
(1982年公開/渥美清さん主演)のロケ地としても有名になりました。臼杵の町をバックに、風船を売る寅さん。
詳細情報は公式から確認できます!!

『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』作品詳細(松竹映画公式サイト)
(。・∀・)/上の↑動画には、なつかしの旧型ホーバークラフトも映っており、別府交通センターや旧乗り場で田中裕子さん、沢田研二さんが演技しているという超豪華っぷり!
ジュリー(,,> ꇴ <,,)ー!!ファンは特に必見!
ユニークで可愛いおみくじがいっぱい!

神社の至る所に“猫様”がいて、おみくじやお守りを選ぶのも大変。来年もある!と思っていると一期一会の場合も?!「いいな!」と思ったら行動ദ്ദി๑’ꇴ’๑)です!

お気に入りが必ず見つかるはず!

- 鯛みくじ(冬など): 鯛を釣る体験型のおみくじ!
- おいでおいで赤猫おみくじ: 定番の小さな招き猫付き。
- 水みくじ: 水につけると浮き出るおみくじ。

【コラム:伝説の「マツコ赤猫」について(笑)】
平成29年(2017年)に売られていた「おいで七福神猫」は、39,000円という価格もBIGな置き物で、思わず写真を撮り「待ち受け」にしていたのですが、景気が良くないのか年々サイズが小さくなり、今年はお手頃サイズの招き猫が沢山出ていました。なんだか……世知辛い世の中になったものです(笑)。
御朱印と「御守護シール」のくじ引き
御朱印を受けられる参拝者は年々増え、年始はかなりの順番待ちに…。そのため、お正月は最初に御朱印の順番札をもらい、その後に参拝するのがオススメです。

御朱印が出来上がると番号で呼ばれますが、そのあと御朱印に貼る「御守護シール」のくじ引きができます!(チャンスは2回)
くじで引いた2枚のシールを左右に貼り付けます。
もし同じシールが出たら、どうなの?と聞くと、巫女さん曰く( ⩌⩊⩌)✧「ご利益は2倍です!」と言ってました。
残念ながらこの御朱印は、2025年の物です。階段の下まで続く長蛇の列が出来ており、今年のお正月は御朱印を諦めました。でも、大丈夫。色々な機会でレア御朱印を手に入れられます。
🎨 旅の記念に!限定の「猫御朱印」
福良天満宮は御朱印が非常にユニークで可愛いことでも有名です。
特に毎年2月22日の「猫の日」の前後は、赤猫あかねこをあしらった「猫の日特別御朱印」が授与され、全国から猫ファンが集まります。
普段からも季節に応じたカラフルなデザインが用意されているので、訪れた際はぜひ社務所を覗いてみてください。

さらに運気アップをめざしましょう!
7月1日〜7月31日は、夏限定臼杵天神祭「神楽御朱印」を授与します。また、7月29日は、「七幅」七福神の神徳日という事で、
「福まねき赤猫の御縁日」特別御朱印授与!!
秋詣、9月19日〜12月20日。秋詣の御朱印も販売!!



秋詣もチェックだね!!
面白すぎる体験型祈願!「厄割り玉・願かけ玉」のやり方
拝殿にお参りし終わると、その横には何やら2種類の玉が…?!
それが「厄を落とす玉」と「願をかける玉」です。玉を的に当てて、厄を払うか願をかけるという体験型の祈願になっています!

🎯 祈願の手順
- 厄割り玉を「神木霊社」の前に置いて祈りを込める。(2礼2拍手1礼)
- 厄割り玉を持ち「力石(的)」に進む。 肉球マークのある足型台に立ちます。
- 両手で厄割り玉を持ち、穴に3度息を吹き込む。 的めがけて投げ割り、厄を落とす(または願をかける)。
- 最後にご神木に触れ「御神徳」を戴く。
涼やかな夏の境内の魅力と「天神神夏祭」
4月29日の「赤猫まつり」のほか、毎年7月下旬には夏の風物詩「天神神夏祭(てんじんなつまつり)」が開催されます。
4月は、桜満開。臼杵城跡、臼杵公園も桜舞散る絶景ポイントに。まつりには多くの人が訪れます。
夏ならではの「音」と「色」の演出
祭り前に参拝してみましたが、冬とは全く違う涼やかな雰囲気ですごく良かったです!

境内には、ミストや業務用扇風機が用意されており、暑さ対策もバッチリ!!
たくさんの赤猫風鈴がチリンチリンと響き、さわさわと吹く風とミストの霧がなんとも心地よい空間。
セミの鳴き声や水音、飾られた朝顔…音や色でも涼やかさが演出されていました。
🗓️ 夏祭り開催日程
迫力満点!夏の風物詩「天神神夏祭」
- 7/24(金):10:00 〜 22:00
- 7/25(土): 7:30 〜 22:00
- 7/26(日): 7:00 〜 23:55
🍧 境内の屋台・露店

かき氷 / ソフトクリーム / ジュース / 唐揚げ / おもちゃ / 焼きそば / ミニゲーム / 生ビール / 焼き鳥 など多数出店!
神社でキャッシュレス!?商人のお祀り神社ならではの商売上手さ
私自身、すっかり赤猫風鈴が気に入り買って帰ったのですが、風鈴やお守りなどは各種ペイ払い(電子決済)が利用できました!

巫女さん曰く
「神社としては、九州で2番目に早くペイ払いを取り入れた」のだとか…!
さすが、商人の御霊を祀るだけあって商売上手です!
【見どころ番外編】
赤猫様がいっぱい?!!
神社の「赤猫」に合わせたかのように真っ赤に変化するコキアが見頃をむかえます。

大分県臼杵市にある福良天満宮の石段を下った場所(トイレ横の「赤猫幸苑」)にコキアが沢山植えられています。
参拝者や地域の人々に喜んでもらい、ゆっくりと参拝を楽しんでもらうための名所づくりとして、天満宮の総代や地域の住民有志が植樹して下さっています。
- 9月下旬〜10月上旬(色づき始め): 爽やかな緑色から、少しずつピンクや赤が混ざり始める緑と赤のグラデーションが楽しめます。
- 10月中旬〜10月下旬(真っ赤な見頃): 全体がきれいに紅葉し、神社の「赤猫」にふさわしい鮮やかな大紅葉を迎えます。
【施設情報・アクセス】
- スポット名: 福良天満宮(ふくらてんまんぐう)
- 住所: 〒875-0053 大分県臼杵市福良211
- 電話番号: 0972-63-2739
- 参拝時間: 境内の参拝は自由(授与所対応時間:8:00〜17:00)
- 定休日: なし
- 拝観料: 境内無料
- 電子決済(キャッシュレス): 各種ペイ払い(PayPay、メルペイなど)対応
- アクセス:
- 【電車・徒歩】JR日豊本線「臼杵駅」より徒歩約15分〜20分
- 【車】東九州自動車道「臼杵IC」より車で約10分
- 駐車場: あり(境内近くに約20台・無料)
- ※夏祭りやお正月の期間は、近隣の学校等が臨時駐車場(約200台収容)として開放され、誘導警備員さんも配置されるので安心です!
【まとめ】参拝のあとは、そのまま情緒あふれる城下町散策へ!

まとめ&次回予告

色々買って、体験して、福に満たされる不思議で楽しい福良天満宮。 実は参拝だけで終わらせるのはもったいないんです!
福良天満宮を下りて三重塔を曲がると、すぐ城下町臼杵を巡る定番コース「二王座歴史の道(におうざれきしのみち)」に行けちゃう抜群の立地!石畳と白壁の街並みが広がる、ノスタルジックなお散歩にそのまま出発できます。

次回の記事では、
- 情緒あふれる城下町臼杵の散策ルート&安くてボリューム満点なお得ランチ
- 春には満開の桜が咲き誇る!「臼杵城跡」のおすすめ見どころ&お祭り情報

城下町臼杵散策&ランチをたっぷりお届けします! 福良天満宮とあわせて巡るのにピッタリなコースですので、ぜひ次回の更新も楽しみにしていてくださいね♪

城下町臼杵を巡る散策記事をお楽しみに!

